超感覚的世界〜いわゆる霊能力とかサイキックといわれる世界です。

この霊的な認識能力には、色んな段階が(もちろん私も含めて)ありますが、超感覚的世界へと意識がひらかれていくにあたっての心得や道標が、ルドルフシュタイナーの『いかにして超感覚世界の認識を獲得するか』に、わかりやすくあるので、これからシリーズでシェアしていきます。

その1

『どんな人間の中にも、感覚的世界を越えて、より高次の諸世界にまで認識を拡げることのできる能力がまどろんでいます。〜一部の人達は古来、肉眼でみたり、手でさわったりできる物質界の事物と同じように、魂や霊の世界も現実に存在しているのだ、と思ってきました。

その言葉を真剣にうけとめることのできる人は、誰でも、いついかなるときもにも、心のなかで次のように言うことができます。「私だって、いまはまだ微睡み続けている私の内なる特定のチカラが開発されるなら、この人の語っている事柄をじぶんで経験できる」』 P21

冒頭にもあるように、霊能力は誰もが(本人の準備ができたら)ひらける能力で、この道は誰もにも等しく与えられている道です。そして目覚め加減に個人差があるだけです。images-3

サイキックな能力は特別な人だけのものではないって、どんな感じがするでしょう?

 

『神秘知識といえども、人間が問題にするその他の知識、能力と異なるところはありません。それが秘密の内容を含んでいるというのは、外国語の読み書きを習わなかった人にとって、その言葉の読み書きには秘密が含まれているのと、同じことです。正しい仕方で習えば、誰でもやりかたを覚えます。

他の外的な知識や能力と異なるのは、次の事情だけです。生まれた時の生活環境や文化環境によって、特定の知識を身につける機会に恵まれないかもしれません。しかし、高次の世界における知識や能力を真剣に求める者にとっては、どのような障害も存在しないのです。』P23

今の私はフランス語の本は(習ってないので)内容がわからないし、楽譜の読み方を習ってない人は楽譜は読めない。誰だって習えばできることでしょう。けれども、スピリチュアルな世界に関して、全くのところ、先天的または後天的な教育環境は関係ないというのは、とても励まされることです。

才能に恵まれているかどうかについていうと、全員恵まれているってこと。

すごく公平ですよね。

 

けれども独学は難しい、というのは、私たちは(霊的に)目覚める前は眠っているから、眠りながら歩いたら道のあちこちでぶつかるというのと同じで〜ガイドしてくれる指導者が必要です。ここについてシュターナーはこう言っています。

『それにふさわしい師を方々に探し求めなければならないと多くの人が信じている。しかし大切なのは次の二点です。

第一に、真剣になって超感覚的認識を求める人なら、自分を高次の秘密に導いてくれる導師を見出すまで、どんな努力も、どんな障害もおそれてはいけないということ。

第二に、認識への正しい、まじめな努力が存在するときには、どんな状況のもとにあっても、導く側がその人を必ず見つけ出してくれるということです』P23

私個人的な体験では、第二のケースそのものでした。半ば瀕死〜のところを見つけ出してもらったので、本当に命の恩人達というか魂の恩人達がいる感謝とともに、大きな配慮があることを深く知ることとなりました。

 

シータヒーリングのセミナーは、ここまで書いてきたように超感覚世界がひろがる機会のひとつです。

一時期ぬれねずみみたいだった私が、今セミナー講師の立場でご縁のある方に出会うことは、魂の震える喜びというのがピッタリです。

セミナーのリクエスト開催も承っています。また人数が集まれば、各地での開催も承ります。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

その2は、超感覚的世界をひらいていくのに好ましい資質についてです。シュタイナーが本当にわかりやすく書いてくれているのデス。