ヒーリングって何?と尋ねられる機会が時々あります。
ヒーラーだと名乗ると、じゃ癒して〜♪と仰る方もいらして、『癒し』という言葉が何を示すかは本当に人それぞれだな、とよく思います。
そこで『癒し』と『慰め』についての私の今の意見を、セッションご相談をいただいた際のやり取りから、まとめてみました。
『(私の)ブロックを外せるヒーリングはありますか?』(というお尋ね)
『特定のヒーリングでブロックが外せるかについてですが、ヒーリングセッションは、クライアント様の自由意志、一歩先に進んでいきたいと思っておられるかどうかが最優先に尊重されます。
そして、ブロックに触れてほしくないときは、慰めがほしい時です。』
もう少しわかりやすくイメージできたらいいかなと思ったので、
ブロックで苦しい(あたかもブロックに抑え込まれているかのような、自分の一部に痛みと不自由さを感じているような)状況をトゲが痛い時に例えてみます。
トゲが深く刺さっていて痛い!とき、たすけて!と思いますね。
トゲを抜くまでは、痛みは続く。
でも深いところなので触られたくない。
どうしますか?
物理的なトゲなら、それなりに対処できそうな感じです。
では、目に見えない自分の想いに、トゲが刺さっているかのように感じるときは、
どうされますか?
目に見えないだけに、私たちはそれなりに折り合いをつけて、バランスをとりながらやっています。
それが、とある時(変化を求める合図かのように)痛みだす。
だからいつ、どのように、トゲを抜くと決めるかは、全くご本人の自由なのです。
ヒーラーとしてエネルギー的にみると、実は外部から刺されたかのようなトゲも、全部自分自身のエネルギーでひきよせています。
にわかには信じがたいと思うけれど。。 自分で納得できないと信じられませんよね。
そこで
『慰め』は、トゲ本体には触れず、いたわる
『癒し』は、今後同じトゲを引き寄せないために、トゲの由来や意味がご本人に見えるようにして、トゲを抜く。
そんなふうに私は理解しています。
そして、人は霊的な存在だというスピリチュアルな観点だからこその癒し、ヒーリングの特徴だと私は思っています。
ヒーラーとしてトゲを抜く時は、確実にそしてなるべく痛みが少ない方がいい。
そんな想いが、私には腕を磨くモチベーションになっています。