秋、私たちの内面も豊かに実り深まっていく季節。
そんな秋のひと時にゆったりと深呼吸できる癒しの音楽をこれからシリーズでご紹介しています。
秋におすすめ癒しの音楽 その1 バッハのゴールドベルグ変奏曲
第4回めはヘンデルの『メサイア』です。
ヘンデルの『メサイア』といったら、『ハーレルヤ♪」とどなたも1回は学校などで歌ったことがあるのではないか、という超有名曲です。
「ハレルヤコーラス」は初演の時に、聴いていた当時の皇帝がその神々しさに思わず立ち上がったというエピソードがあるくらい、エネルギーが変わる音楽として世界中での超ロングヒット曲ともいえるかもしれません。
どんな国や時代にも、ヒットしたり愛された音楽はもちろんたくさんあって、時代で淘汰されてきたものも数限りなくあります。なのでクラシック音楽の名曲といわれるものは、時代や国を越えて、その作品自体がもつエネルギーゆえに愛され続けている、とみるのはいかがでしょう。演奏団体や演奏者によってずいぶん曲の印象がかわりますので、有名無名にかかわらず、お好きな演奏をみつけると楽しいかと思います。
今回は、メサイア全曲を3つご紹介します。
癒しという観点から、音楽浴(森林浴、日光浴などのように、響きを浴びる感じ)として、気持ちいいかなと選びました。
「ハレルヤ」以外にも名曲・佳曲はたくさんあります。音楽物語になっているので、物語自体にご興味のない方は「アリア」はソロのうたなので、聴きやすいかと思います。
こちらは、「メサイア」っていい曲だなあ〜というところに意識がむきやすいかな、と思いました。
こちらは、絵のイメージ通り、燃える火を眺めているときのようなほっとする気分で、自然体で過ごしたい時にはいい感じです。ライブ録音です。
こちらも絵のイメージ通りです。この一枚だけはソプラノがボーイソプラノです。ソプラノのアリア(ソロ)は、ボーイソプラノならではの透明感あふれる美しさです。
この記事が、クリスマスだけでなくても〜メサイアの曲がもつ、希望と喜びエネルギー浴の機会になったら嬉しいなあと思います。
その5に続きます。